WiMAXで、オンラインゲームを快適にプレイするために必要な回線速度や通信環境とは?

オンラインゲームは、PCやPS4、スマートフォンなどでプレイできることから、近年ますます人気が高まっています。

一方で、オンラインでは多くの人とコミュニケーションをとる機会が多く、わずかな通信の遅れや切断がゲームを左右することもあり、ストレスのない通信環境の構築は必須課題となっています。

結論から言うと、WiMAXでも種類によってはオンラインゲームをプレイすることは可能です。

今回は、オンラインゲームを快適にプレイするために必要な回線速度や通信環境について解説します。

WiMAXでゲームを快適にプレイするための条件~目安となる回線速度は?

WiMAXで快適にゲームをプレイするための条件について紹介します。

結論から言うと、WiMAXはping値が条件を満たしていないため、ゲームを快適にプレイするのには向いていません。

まず、WiMAXの通信速度は最大2.7Gbpsで、オンラインゲームは10Mbpsでもある程度は遊べます。

しかし、インターネット回線はベストエフォート方式であり、最大通信速度が保証されているわけではありません。

実測では下り平均48Mbps程度ですが、時間帯や地域によって大きく変動します。

同じオンラインゲームでも、FPSゲームとカードゲームでは要求される性能が異なりますのでご注意ください。

WiMAXでオンラインゲームをプレイする際の注意点

以上のように、オンラインゲームはゲームの種類によってはWiMAXでプレイできることをお伝えしました。

ここでは、WiMAXでネットワークゲームをプレイする際の注意点を3つご紹介します。

有線接続の場合

  • WiMAXに同時に接続する機器の台数を少なくする
  • オンラインゲームではグラフィックを落とす

モバイルWi-Fiは便利で持ち運びに便利ですが、やはり有線LANのような速度や安定性はありません。一般的に、有線LANの接続速度(実測値)は、無線接続よりも速い傾向にあります。

これは、有線LANが「全二重」、無線LANが「半二重」の仕組みを採用しているためで、理論的には全二重接続の方が速いです。また、無線LANの通信は、無線LANルーターまでの距離や障害物の影響が考えられるため、有線LANに比べるとどうしても遅くなってしまいます。

同様に、WiMAXは無線での利用が基本ですが、ホームルーター端末やクレードル対応端末を利用すれば、有線LANでの接続も可能です。

無線接続は他の電波や障害物の影響を受けやすく、オンラインゲームの接続に支障をきたすことがあるため、有線LAN接続の方がレスポンスや通信速度が若干良くなる場合があります。

WiMAXに同時に接続する機器の台数を減らす

オンラインゲームを高速化するためには、WiMAXルーターに接続する機器の台数を減らすことが効果的です。

同時接続は、WiMAXルーターの負荷を高めやすく、通信速度や応答速度が低下します。

万が一、Ping値の上昇や回線落ちが確認された場合は、使用していない機器の電源を切るなどして、使用する機器の台数を減らしてください。

オンラインゲームのグラフィックを小さくする

オンラインゲームの動作が重く感じられる場合、グラフィックの設定を変更することで問題が解決することがあります。

その理由は、オンラインゲームではアニメーションや視覚的に効果的なデザインを使用することが多く、大量のデータをやり取りする必要があるためです。

大容量のデータをやり取りするためには、相応の通信速度が必要である

通信速度で光回線に劣るWiMAXで快適にゲームをプレイするためには、画質を落とすことが非常に効果的です。

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