WiMAX2+は遅い？本当はどれくらいの速度が出る？速度制限のないプランはある？

「WiMAX2+の通常時や速度制限時の速度はどうなの？」
「WiMAX2+は遅い？本当はどれくらいの速度が出るの？」
「速度制限があるのは本当？」

WiMAX2+の通信速度は、下り最大440Mbpsです。機種やエリアによっては、最大1.2Gbpsの速度が出ます。

実際の速度は時間帯やエリアによって異なりますが、インターネットやSNSの閲覧、YouTubeの動画視聴など、通常のインターネット利用ではストレスを感じることはないでしょう。

速度にこだわるなら、WiMAX端末の中でも最大速度が速い「W06」のポケット型wi-fiを選ぶと、Wi-Fiで下り最大867Mbpsの速度を楽しむことができます。動画の読み込みが遅くて、イライラするような心配もありません。

WiMAXは、データ容量無制限のWi-Fiですが、3日間で10GB以上使用すると速度制限がかかります。しかし、以下のことを知っていれば、こちらの速度制限を必要以上に気にする必要はありません。

WiMAXの通信速度と特徴

WiMAXの特徴は、au5G、au4GLTE、WiMAX2+の3種類の回線があることです。接続しやすい回線に自動的に接続されるため、安定した通信が可能です。

通信速度は3つの回線でそれぞれ異なります。

au5G、au4G LTE、WiMAX2+のエリア別の通信速度は、以下の通りです。

ここに記載されている数値はあくまで理論値です。お住まいの地域や接続環境によって異なる場合がありますので、ご了承ください。

5G回線は、最速の通信速度を実現します。ただし、現時点ではカバーエリアが大都市に限定されています。

4G LTE回線は日本全国をほぼカバーしているため、5Gが利用できない地域でも高速通信が可能です。

WiMAXの通信速度を、光回線やスマートフォンのテザリング、その他ポケットWiFiと比較しました。理論値と実測値をそれぞれ紹介しますので、参考にしてください。

光回線はフレッツ光、その他ポケットWiFiは、楽天WiFiと比較しています。

ここに記載されている数値はあくまで理論値です。お住まいの地域や接続環境によって異なる場合がありますので、ご了承ください。

理論値では、WiMAXが一番速い速度で通信可能です。

ここに記載されている数値は、個人またはユーザーによる実測値に基づく平均値です。通信速度は、お住まいの地域や環境、接続環境などによって異なる場合がありますので、あくまで参考値としてお考えください。

実測値を比較すると、光ファイバー回線が圧倒的に速いです。

光回線は電線を使用するため、他のサービスに比べ通信が安定しています。そのため、速度も速くなります。

なお、スマートフォンでのテザリングは、回線状況によって速度が大きく変化します。

結論から言いましたら、WiMAX2+には速度制限のないプランは存在しません。一方、速度制限をかけないノーリミットモードがありますが、2つの理由からこのモードを使う意味はあまりありません。

まず、ノーリミットモードの最大速度は下り13.3Mbps、上り10.2Mbpsと、WiMAX2+の速度（最大速度220Mbps）よりも遅く、3日間の10GB制限をかけたときの速度（約6Mbps）とあまり変わりません。

一方で、ノーリミットモードは、通常プランやハイスピードプラスエリアモードで課される可能性のある制限（最大128Kbps）よりもはるかに速いので、利用することに意義があるのです。

また、WiMAX2+の通信速度（最大220Mbps）に対応した最新のWiMAX端末は、もともとノーリミットモードに対応していなかったり、対応していても手動で高速モード（WiMAX2+通信）に切り替えられる機種がなかったりすることも理由のひとつ。

例えば、家庭用電源アダプターが必要なURoad-Home2+やHWD15は手動で切り替えが可能ですが、これらの2機種は、WiMAX2+使用時でも最大110Mbpsの速度です。そのため、最初から最大速度128Kbpsの制限を懸念して、古い機種を使うのはもったいないです。