WiMAX +5Gの概要や、従来のWiMAX 2+との違いを解説。

5Gと呼ばれている「第5世代移動通信システム」が徐々に普及する中、5Gに対応したWiMAX +5GがついにWiMAXに登場しました。

これを機に、「WiMAX +5Gに興味がある」・「実際に契約して使ってみたい」という方も多いのではないでしょうか？また、WiMAX 2+とどう違うのか理解したい人もいるでしょう。

5Gには3つの特徴があります。「超高速・大容量」・「多数同時接続」・「超低遅延」です。5Gに対応したWiMAXを利用することで、これまで以上に快適にインターネットを楽しむことができます。

本記事では、WiMAX +5Gの概要、従来のWiMAX 2+との違い、おすすめプロバイダーなどをご紹介しています。WiMAX +5Gについて理解したい方は、ぜひ参考にしてください。

WiMAX +5Gと従来のWiMAX 2+の違いについて

WiMAX +5Gと従来のWiMAX 2+の主な違いは、以下の通りです。

それぞれについて、以下に詳しく説明します。

通信速度とつながりやすさ

WiMAX +5Gと従来のWiMAX 2+の主な違いは、通信速度と繋がりやすさです。

まず、WiMAX +5Gの通信速度は最大2.7Gbps、WiMAX 2+の通信速度は最大1.2Gbpsでした。つまり、WiMAX +5Gの最大速度は、WiMAX 2+の約2倍ということになります。つまり、高画質の映画鑑賞やオンラインゲームなどをサクサクと快適に楽しむことができるようになるのです。

WiMAX +5Gは、3つのネットワークに対応しています： WiMAX 2+、au 4G LTE、au 5Gの3つのネットワークに対応しているため、WiMAX 2+よりも利用できるエリアが広く、つながりやすくなっています。

WiMAX +5Gには、標準モード（スタンダード）とプラスエリアモード（オプション）の2つのモードがあり、プラスエリアモードを利用することで、通信範囲を広げることができます。

データ容量

WiMAX +5Gは、使用可能なデータ容量が増え、速度制限が緩和されていることが特徴です。具体的には、以下のようなことが可能です。

従来のWiMAX 2+では、標準モードで3日間10GBのデータを使用すると速度制限がかかっていましたが、WiMAX +5Gでは、3日間で15GBまで使用できるようになりました。

また、プラスモードエリアで1ヶ月に使用できるデータ量も、従来の月7GBから月15GBに増加しました。なお、プラスエリアモードでデータ量を超えた場合でも、WiMAX +5Gのスタンダードモードでは速度制限がかかりません。

2種類のルーター

WiMAX +5Gで利用できるルーターは、外出先でも持ち運べる「モバイルWi-Fiルーター」と、自宅での利用を想定した「ホームルーター」の2種類です。

モバイルWi-Fiルーターは、自宅だけでなく職場など外出先でもインターネットを利用したいときに利用できる携帯型の機器です。デメリットとしては、使用する場所や環境によっては接続が不安定になることが挙げられます。

ホームルーターは、自宅でインターネットを利用するための機器です。設置工事は必要ありません。

モバイルWi-Fiのように外出時に持ち運ぶことはできず、登録した住所以外での利用は禁止されています。また、同時に多くの機器を接続することができるので、家族で複数の機器を同時に利用する場合に便利です。