WiMAX(WiMAX 2+)のモバイルWi-Fiルーターは、快適な通信速度でインターネットを楽しむことができます。しかし、思ったように速度が出なかったり、しばしば速度が遅くなったりすることがあります。なぜWiMAXの通信速度が遅くなることがあるのでしょうか?
今回は、WiMAXの通信速度が遅くなる原因として考えられることと、それぞれ考えられる対処法をご紹介します。
WiMAXの通信速度が遅くなる原因として考えられることと、それぞれ考えられる対処法
目次
機器の配置を変える
WiMAXの通信速度が遅い場合、WiMAX機器の配置を変えるだけで速度が改善されることがあります。
まずは、以下の条件をすべて満たす場所にルーターを置いてみてください。
- ポイント1. なるべく窓際に置く。
- ポイント2. 家電製品やBluetooth機器から離れた場所に設置する。
- ポイント3. 金属やコンクリート、水槽の近くには置かない。
WiMAXの通信速度が遅い場合、以下の点をお試しください。置き場所を変えても速度が改善されない場合の対処法をまとめました。
- 通信に問題がないか確認する。
- 速度制限に達していないか確認する。
- モバイルルーター/接続機器を再起動する。
- ハイパフォーマンスモードに切り替える。
- 周波数帯を5GHzに切り替える。
- 接続機器を減らしてみる。
- 有線接続を試してみる
- PCやスマートフォンの設定を変えてみる。
- パラボラアンテナを作成する
- ハイスピードプラスエリアモードを利用してみる
- ルーターを最新のものに変更する
上から1つずつ試してみてください。
モバイルルーターと接続機器を再起動する
モバイルルーターと接続機器(PC、スマートフォン)を再起動してください。機器の不具合が原因の場合は、これだけでも改善することがあります。
複数のソフトウェアやアプリケーションを起動していると、端末に負荷がかかりやすくなります。
通信に問題がないか確認する
WiMAXの回線自体に通信障害が発生している可能性があります。通信障害が発生しているかどうかは、公式サイトの「障害情報」で確認することができます。障害の発生状況やその後の復旧状況が記載されています。
実は、WiMAXは通信障害が多いんです。例えば、関東圏を確認したところ、1日に5か所で通信障害が発生した日もありました。
ハイパフォーマンスモードに切り替える
モバイルルーターの設定を「ハイパフォーマンスモード」に切り替えるのも一つの方法です。
ハイパフォーマンスモードは、さまざまな設定の中で最も高速に動作するモードです。バッテリーは減りやすくなりますが、速度は格段に速くなります。
接続機器を減らす
複数の機器をインターネットに接続している場合は、不要な機器を停止して接続する機器の数を減らしましょう。
WiMAXは同時に10台以上の機器を接続できるので、それを超えることは少ないかもしれませんが、それでも同時に接続する機器が多くなると、通信が不安定になることがあります。
すべての接続を解除し、必要な機器のみ接続し直してみてください。
有線接続を試してみる
USBケーブルやクレードルなどを使って、有線接続を試してみてください。
回線に問題がある
WiMAX 2+の回線に何らかの問題があり、通信速度が遅くなっている可能性があります。
プロバイダーやUQコミュニケーションズのホームページを確認する
プロバイダーやUQコミュニケーションズのホームページを確認してください。また、サポートセンターへお問い合わせください。
回線が混雑している
通信に問題がないにもかかわらず、回線が遅いと感じる場合は、回線が混雑している可能性があります。
速度が遅くなる時間帯や場所を確認する
夜間や人混みなど、特定の時間帯に速度が著しく遅くなる場合は、回線が混雑している可能性が高いです。
まとめ
WiMAXの速度が遅いときの対処法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは、以下の条件を満たす場所にルーターを置いてみてください。
- なるべく窓際に設置する
- 家電やBluetooth機器から離れる
- 金属やコンクリート、水槽の近くには設置しない
問題が解決しない場合は、以下を試してみてください。
- 速度制限がかかっていないか確認する
- モバイルルーター/接続機器を再起動する
- 通信に問題がないか確認する
- ハイパフォーマンスモードに切り替える
- 周波数帯を5GHzに変更する
- 接続機器の台数を減らす
- 有線接続を試してみる
- パソコンやスマートフォンの設定を変更する
- パラボラアンテナを作成する
- ハイスピードプラスエリアモードを使用してみる
これらの方法を試すことで、改善が期待できます。